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投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

流入超過額は2カ月連続の1兆円超、国際株式型は過去最高−2021年12月推計資金流出入

2022-01-06

 モーニングスターの独自推計によると、2021年12月の国内公募追加型株式投信(ETF除く)の純資金流出入額は1兆2,660億円の純資金流入と13カ月連続の流入超過となった。前月に続いて流入超過額が1兆円を超え、2007年8月(1兆3,930億円の流入超過)以来の高水準となった。国際株式型の流入超過額が過去最高となった。

 モーニングスターの大分類別で「国際株式型」は9,903億円の純資金流入となり、18カ月連続の流入超過かつ大分類別で18カ月連続の純資金流入額トップとなった。モーニングスターのデータが取得できる1997年4月以降で見ても、2021年2月の8,003億円を抜き、過去最高となった。2021年11月の流入超過額7,969億円は過去3番目の規模であり、国際株式型への高水準な資金流入が継続している。

 国際株式型の中でも、米国を中心とした先進国株式へ投資するファンドへの旺盛な資金流入が続いた。モーニングスターカテゴリー別に見ると、「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」が5,014億円の純資金流入となり、流入超過額は6カ月連続で全カテゴリー中トップとなった。日本を含む先進国の株式に投資する「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が3,608億円の純資金流入で続き、6カ月連続で全カテゴリー中の第2位となった。なお、「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」の流入超過額は1997年4月以降で見て、2020年7月の4,955億円を上回る過去最高となった。

 個別全ファンドで見ても、純資金流入額上位25ファンドのうち19ファンドを国際株式型が占めた。

 個別ファンドの純資金流入額トップは「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」で1,498億円の純資金流入となった。同ファンドの他には、同シリーズの「Bコース(為替ヘッジなし)」、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))、「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」の計7ファンドが前月に続いて個別全ファンドの純資金流入額上位10位内となった。

 また、22日設定の「ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド」が1,398億円の純資金流入となり、第2位となった。

 2021年12月の米国株式市場は、新型コロナウイルスのオミクロン型への警戒感が後退してリスク選好の動きが強まったことから上昇し、NYダウとS&P500が年末に過去最高値を更新。日本を含む先進国の株価動向を示す「MSCI ワールドインデックス(米ドルベース)」も上昇した。株高を背景に、米国を中心とする先進国株式ファンドへの資金流入が加速した。

図表1:大分類別の純資金流出入額

(図表)大分類別の純資金流出入額

※対象は、国内公募追加型株式投信(ETF除く)
※2021年12月はモーニングスター推計値

「国内債券型」、「バランス型」も流入超過額拡大

 大分類別では、「国内債券型」が849億円、「バランス型」が828億円の純資金流入となり、「国際株式型」に続いた。流入超過額は国内債券型が前月比98.4%増、バランス型は同42.9%増となった。

 「国内債券型」の個別ファンドを見ると、ファンドラップ専用ファンドでの流入超過が目立った。米国など先進国の株価が上昇する中で、ファンドラップ内でのウエイト調整の資金が向かったもようだ。ファンドラップ以外では、「マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド」シリーズへの資金流入が続いた。「年1回決算型」は198億円の純資金流入となり、個別全ファンド中で前月に続いて第11位。「3カ月決算型」は101億円の純資金流入となり前月の第34位から25位へとランクアップした。

 「バランス型」の個別ファンドでは、「投資のソムリエ」が100億円の純資金流入、「ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド」(愛称:クアトロ)が61億円の純資金流入となった。

「国際REIT型」は流出継続

 大分類別で「国際REIT型」が190億円の純資金流出となり、15カ月連続の流出超過となった。12月はREITの価格上昇を受けて、利益を確定する動きが出たもようだ。世界のREIT市場の動向を示す「S&P グローバルREITインデックス(米ドルベース)」は12月に7.05%上昇した。新型コロナウイルスのオミクロン型による景気への影響は限定的との見方が広がったためで、日米REITも上昇した。「国内REIT型」も71億円の純資金流出と2カ月連続の流出超過となった。

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください


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